サツマイモを食べてもおならが出ない方法を知れば怖いものはない

生活雑記

こんにちは!

前回の記事では、サツマイモの美容効果について解説しました。

甘くて美味しいし、便秘解消にもなるし、そのうえ美容効果も高いのなら
積極的に摂っていきたい食材ではありますが、

サツマイモを食べるとおならがたくさん出るから…
と、敬遠されがちな食材でもありますよね。
 

でも、そんなあなたに朗報!

サツマイモの食べ方をちょっと工夫するだけで、おならの量を減らせるんです。

今回は、その方法をご紹介していきます。

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おならが発生する理由

まずは、おならのメカニズムについて説明します。
 

おならの素は、体内に入ってきた食べ物を消化する、胃や小腸、大腸などの消化管です。

消化管に食べ物が入ると、消化管が伸びたり縮んだりする、
いわゆる「ぜんどう運動」をしながら食べ物をお尻まで運んでいきます。

消化管は食べ物をお尻へ運びながら、同時に栄養を吸収するわけなんですが、
消化管の中にいる細菌が食べ物を分解する時に発生するガスがおならの元です。
 

サツマイモの主成分はでんぷんで、
口の中の唾液で分解して、胃腸で消化、吸収していきます。

同じようにでんぷん質の米や小麦と比べると、
サツマイモのデンプンは消化に時間がかかるタイプのものなので、
消化吸収のスピードが遅くなるのです。
 

消化が遅いと、胃腸が伸び縮みしながらサツマイモを押し進める
ぜんどう運動の量が多くなります。

ぜんどう運動するたびに、消化管の中ではガスがどんどん発生していくので、
必然的におならの量が増えるのです。
 

さらに、サツマイモには食物繊維が豊富に含まれているのも特徴です。

蒸したサツマイモとご飯を比べると、食物繊維の量は10倍もの差があります。

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食物繊維には、ぜんどう運動を活発にするはたらきがあるので、おならの量は更に増えるのです。
 
 

おならを減らすサツマイモの食べ方

それでは本題です。
 

消化しにくいデンプン質、そして豊富な食物繊維…
これがサツマイモを食べるとおならの量が増える原因でしたね。

実はサツマイモの皮には、サツマイモの消化を助けるヤラピンという成分が豊富に含まれているのです。
 

ヤラピンの主な効果は、
 

・腸のぜんどう運動を促す
・硬くなった便を柔らかくする

 
の2つで、食材ではサツマイモにしか含まれていません。

そう、このヤラピンの存在もまた
サツマイモが便秘解消に効果的である所以だったのです。
 

ちなみに、ヤラピンは肉眼で見ることが出来ます。

生のサツマイモを包丁で真っ二つに切ると、
断面から白い液体がジワリとにじみ出て来る事がありますね。

また、サツマイモを栽培している方はご存知かと思いますが、
サツマイモの茎や葉を切った時も断面から白い液体がにじみ出てきますよね。

あれがヤラピンです。

このように、ヤラピンはサツマイモの根から葉までの全てに含まれてはいるのですが、
特に皮の部分に豊富に含まれているのです。

ヤラピンは熱に大変強く加熱しても壊れないので、
サツマイモを食べる時はぜひとも皮ごと調理して食べたいですね!
 
 

補足

実は、サツマイモを食べた後にでるおならは、あまり臭くないんです。

サツマイモを消化する時に発生するガスの種類は炭酸ガスで、
その主成分は二酸化炭素やメタンといった無臭の気体。

臭さの素になるアンモニアがほとんど含まれていないのです。
 

臭いおならは、悪玉菌が肉類などタンパク質を
消化不良などで腐敗させたときに発生します。

なので、デンプン質のサツマイモは悪臭を放つタイプのおならとは無縁なのです。
 
 

まとめ

カルシウムやビタミンCが豊富で、その上おならの量まで減らしてくれる…
サツマイモの皮は見かけによらず体に良い成分を豊富に含んでいますね。

サツマイモを食べる際には、タワシで皮を念入りに洗って積極的に食べましょう^^

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