こんにちは!
ハロウィンパーティーの準備は進んでいますか?
もし、まだハロウィンパーティーで作ろうと決めている料理が
まだこれといって見つかっていなければ、アイルランドの伝統料理はいかがでしょう?
なんで唐突にアイルランド?と思われるかもしれませんが、
実はハロウィンの起源はアイルランドにあるのですよ^^
ハロウィンの起源はアイルランド
ハロウィンは、元々はヨーロッパの先住民族である
ケルト人たちのサウィンと呼ばれる年中行事でした。
ケルト人は、ゲルマン民族やラテン民族(ローマ帝国)よりはるか以前、
ヨーロッパ大陸を広範囲に渡って支配していました。
しかし古代ローマ帝国との戦いに敗れてからは、
次第に現在のブリテン島、そしてアイルランド島までの撤退を余儀なくされたのでした。
そういう経緯で、特にアイルランドにはケルト文化が色濃く根付いているのです。
ちなみにハロウィンにカボチャが使われるようになったのは、
19世紀頃に起きたアイルランドの大飢饉によりケルト人たちが
食糧を求めてアメリカ大陸に渡ってからの事になります。
伝統的なハロウィンにはカボチャは使われていなかったという事ですね~。
では、ハロウィン発祥の地アイルランドでは、
ハロウィンにどんな料理を食べるのでしょうか?
今回は、アイルランドでハロウィンに食べられる
伝統的な料理とそのレシピをご紹介していきます!
伝統料理・コルカノン
コルカノン、聞きなれない名前ですね。
コルカノンとは、マッシュしたジャガイモに牛乳、
ケールやキャベツを混ぜた料理です。
なめらかなでクリーミーなマッシュポテトと、歯ごたえのあるキャベツやケール…
意外な組み合わせですが、これが本当に!美味しいんですね~^^
材料(4~5人分)
・ジャガイモ(男爵)・・・4~5個
・キャベツ・・・4~5枚
※外葉に近い硬めの葉を使う
・バター・・・30g
・塩コショウ・・・適量
・牛乳・・・100~200ml(お好みで量を加減する)
作り方
1.ジャガイモの皮をタワシでよく洗う。
ジャガイモが被る程度の水に塩を少々入れて
マッシュ出来る硬さになるまで茹でる。
2.牛乳は電子レンジで人肌になる程度に温める。
(600Wで20秒程度)
3.キャベツを用意する。
歯の部分は少し大きめのざく切りに、葉脈の太い部分は細切りにする。
切ったら耐熱皿に入れてふんわりラップをかけ、
600Wの電子レンジで2分~3分加熱する。
4.ジャガイモに火が通ったら皮をむき、マッシュする。
5.マッシュ出来たら、バターを加えて満遍なく行き渡るように混ぜる。
5.4に少しずつ牛乳を加えながら、なめらかになるように混ぜる。
6.3のキャベツを水気をよく切ってから加えて混ぜ、
塩コショウで味を調えたら出来上がり!
補足
お好みでキャベツをケールに変えたり、ベーコンを加えても◎。
ジャガイモもキャベツもアイルランドの国民的食材。
特にキャベツはアイルランドの厳しい気候の中でもよく育つ上に栄養豊富なので
昔からアイルランドでよく食べられてきた食材なんですよ^^
ただ、アイルランドのキャベツは日本のものよりも歯が硬め。
なので今回のレシピでは本場の食感に近づけるために外葉の硬い部分を使用し、
完全には火を通さずに歯ごたえを残す程度の火加減にしてあります。
伝統料理・バーンブラック(ティーブラック)
こちらの料理も名前からはどんなものか想像が付きにくいですが、
ドライフルーツ(レーズンがメイン)入りのパウンドケーキのようなものです。
「ブラック」とはアイルランド語で「斑点のある」という意味で、
ケーキの生地に練り込まれたドライフルーツが斑点模様に見える事を指しています。
バーンブラックとティーブラック、2つの違いは
イースト菌を使っているかどうか、にあります。
バーンブラックはイースト菌を使いますが、
ティーブラックはイースト菌を使わずに重曹やベーキングパウダーを使って作ります。
なので、アイルランドの一般家庭では
気軽に作れるティーブラックの方が親しまれています。
今回も、気軽に作れるティーブラックの方のレシピをご紹介します。
材料(パウンドケーキ型1台分)
・小麦粉・・・160g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1
・砂糖(黒糖や三温糖がオススメ)・・・80g
・卵・・・1個
・シナモンパウダー・・・小さじ1/2
・ナツメグパウダー・・・小さじ1/4
・オールスパイスパウダー・・・1/4
・塩・・・1/4
・レーズンなどドライフルーツ・・・100g
・濃い目に淹れた紅茶・・・1カップ分
作り方
1.ボールにドライフルーツ類と紅茶を混ぜ合わせ、1時間程度置く。
2.小麦粉とベーキングパウダーは合わせてふるう。
オーブンは180度にセットして予熱する。
使用するケーキ型にバターを塗るか、クッキングシートをセットしておく。
3.材料全てを混ぜ合わせてサックリと混ぜ合わせる。
4.3をケーキ型に入れて40分程度焼いて出来上がり!
補足
マーマレードを入れたり、オレンジの皮を細かく切ったり
すり下ろして入れたりするのも◎。
焼いた後にはちみつやバターを塗って食べます。
ハロウィンには生地の中にクッキングシートやラップに包んだ指輪やボタン、
コインや空豆、エンドウ豆などを入れて、自分が選んだケーキの中に
どれが入っていたかで将来を占うゲームのような事をやります。
指輪が入っていたら早婚を意味し、ボタンは独身、コインや空豆はお金持ちに、
エンドウ豆は貧乏になるという占い結果ですが、
何を引くのかちょっとドキドキして楽しいひと時になりそうですね^^
まとめ
アイルランドの伝統料理をご紹介してきました。
コウモリや魔女などのハロウィンキャラを使って
可愛らしくデコレーションした料理も良いですが、
アイルランドの伝統的なハロウィン料理も一緒に食卓に並べても
盛り上がると思いますよ^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント