冷蔵庫の食材にカビが…カビが発生しやすい条件や予防法をご紹介

健康


こんにちは!
雨の日が増えてきて、湿度の高い日が多くなってくると、カビの発生が気になりますよね。
常温保存している食材だけではなく、
冷蔵保存している食材にもカビが生える事がありますが、
涼しい場所ならカビは生えないんじゃないの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
今回は、カビが発生しやすくなる条件やカビが生えやすい食品、
そしてカビから食品を守る方法をご紹介していきます。
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1.カビが好きな環境

カビは、目に見えていないだけで、どこにでも普通にいます。
目に見えないレベルの状態のカビが、
過ごしやすい環境で自分にとって栄養となる対象を見つけた時、
そこに居ついて増殖を始め、コロニーと呼ばれるものを形成します。
これが、私たちが俗に「カビ」と呼んでいるものの正体です。
したがってカビがコロニーを形成する場所には、いくつかの条件があります。

・酸素がある

カビは生き物なので、当然ながら酸素がある場所でしか生きられません。

・温度

最低でも5℃あれば生きられます。
なので冷蔵庫内でもカビは発生するわけです。
カビにとって過ごしやすい温度は20℃~30℃。
日本で初夏頃になるとカビが多く見られるようになるのは、
気温の上昇が大きく関係しているわけですね。

・湿度(水分)

湿度が80%以上あればよく育ちますが、湿度15%しかなくても生きられます。

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・栄養がある場所

カビは植物と違って自分で栄養を生み出すことが出来ません。
そのため、カビが生きるためにはエサが絶対に必要です。
カビは特に穀類など糖分を好む傾向にありますが
逆に糖分や塩分が多すぎるとカビは生えにくくなります。
しかし皆さんもご存じのように、カビはそれこそどこにでもコロニーを形成します。
食べ物はもとより、カメラのレンズや窓ガラスにまで
コロニーを形成できるカビの生命力、恐ろしいですね…

2.冷蔵庫内のカビ対策

・野菜に付いた土は取り除いてから

土の中には目に見えないカビが存在しています。
冷蔵庫に入れる際は、野菜を洗って土を取り除き、
水分もカビが生える原因になるので野菜をしっかり拭いてからしまいましょう。

・消毒しよう

冷蔵庫の中を全体的にエタノールをかけて拭き取る事で消毒になります。
エタノールを冷蔵庫の中に吹きかけた後、扉を全て閉めて3分置いてから拭き取ります。
水分が残らないよう乾拭きで行いましょう。
取り外せるラックなどはハイターなどに浸して消毒します。

・冷蔵庫の外側も

カビは胞子を飛ばして浮遊し増殖しますので、
食品の近くにカビのコロニーがある状態は避けた方が無難です。
冷蔵庫のドアやゴムパッキンのカビ対策もしっかり行いましょう。
冷蔵庫の外壁やドアには、調理による油や汁の飛散、
またはそれらが手に付いた状態で冷蔵庫の開閉をして油や汁が
手から冷蔵庫に移ってしまうなど、カビにとっての養分が付着しやすい所です。
ドアや外壁にはエタノール、ゴムパッキンにはハイターを表示に従った濃度で
綿棒や割り箸の先に布を巻き付けたもの(一時期流行ったマツ〇棒ですね)に
しみ込ませてカビの生えた場所に塗り、しばらく置いてから水拭きすると綺麗に取れます。

3.カビ毒とは

カビが生えた食品を食べる事で、急性胃腸炎の症状を引き起こす事がありますが、
これは「カビ毒」によるものです。
カビが作り出す成分のうち、人や動物に対して有害なものをまとめてカビ毒と呼びます。
(※全てのカビがカビ毒を作り出すわけではありません。)
加熱調理によってカビは死滅しますが、カビ毒は熱に強いため生き残ります。
食べた時に通常とは違う味を感じたり、
見た目がおかしい食品は食べないようにしましょう。

まとめ

これからの季節はカビを頻繁に目にしますが、対策をしっかり行って自分や家族の健康を守りましょう!

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