卵巣嚢腫が見つかって手術した話~発見から手術の日取りまで~

当ブログ管理人の孔雀と申します。

先日、通っていた婦人科クリニックで卵巣嚢腫が見つかり、手術して摘出してもらいました。

これまで何度か病気にはなりましたが、内臓系の疾患が見つかったのは今回が初めてでした。

内臓の異常が見つかると、こんなに不安になるとは思ってもいませんでした。

私の経験をネット上に公開する事で、同じ境遇になり不安を抱えながら検索してここに辿り着いたどこかの誰かの気持ちを少しでも楽に出来たらいいなと思い、自分の備忘録も兼ねてここに残すことにしました。

大したことは書けませんし、病気の知識もない一般人が体験談を書いただけですが、誰かのお役に立てたら幸いです。

 

卵巣嚢腫が見つかったきっかけ

2022年7月。

生理不順の治療で通い始めて1年が経過したので、子宮と卵巣の状態をエコーで確認したいと先生から言われた。

もう1年経ったのかー、…なんかエコーの時間長くないか?などと思いながら内診してもらった結果

「左の卵巣が腫れています。卵巣嚢腫といって、おそらく中身は歯や髪の毛だと思います。小さければ経過観察でもいいのですが孔雀さんの場合は6センチくらいあって手術の対象になるので、大きな病院で一度診てもらってください。今から紹介状を書きますね」

と一気に言われて部屋から出された。

卵巣嚢腫。聞いた事はある病名だけど、どんな病気なのか正直全然知らない。

嚢腫って腫瘍とは違うの?同じ??そしたら癌なの??

そこまで考えて急に不安感が押し寄せてきた。

先生、なんか歯とか髪の毛って言ってなかったか?聞き間違いか?どういう事???

そして先生、予約時間が押しているせいか知らんが塩対応すぎやしないか…?

 

紹介状と会計を待っている間にスマホで検索しまくる。

途中で名前を呼ばれ会計を済ませ紹介状をもらい、帰宅…する前にもっと調べたい!そうじゃないと運転に集中できない!(車で来てた)

というわけで近くのカフェに寄り道。そして検索再開。

 

卵巣嚢腫ってどんな病気?

ざっくり言えば、卵巣になにかが溜まってくる病気。

「なにか」が何なのかによって何種類かに分類されているみたいです。

「なにか」が

・古い出血だと:卵巣子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)

・水や粘液だと:嚢胞腺腫

・皮膚や毛髪や歯などの体の他の部位の組織だと:皮様嚢腫 と呼ばれるそう。

今回の私の場合は三番目に挙げた「皮様嚢腫」というものでした。

なんで歯とか髪の毛が詰まってるの?!と思ったけど、卵巣の中にいるいくつもの卵子が、受精したわけではないのに勝手に細胞分裂を始めてしまい、その結果歯や髪の毛が卵巣の中に出来てしまうという事、らしい。

なるほど~、興味深い。そして聞き間違えではなかった!笑

 

自覚症状は何もない事が多く、嚢腫が大きくなってくるにつれて下腹部の違和感、膨満感などがある。

そのため、婦人科を受診した際に発見されるケースが多いとの事。まさに私!

私の場合も本当に自覚症状は一切なかった。

でも一年前の内診では何も問題なかった卵巣が一年の間に6センチにもなってしまう…なかなかのスピード感だな、と思うなど。

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このまま放置すると特に皮様嚢腫の場合で茎捻転(卵管がねじれてしまう)を起こしたり最悪破裂してしまう事もあるそうだ。

どちらにしても激痛を伴い、そうなってしまったら緊急手術しか方法はない。

 

そして、9割が良性の腫瘍。

腫瘍部分だけ取る場合もあれば、卵巣ごと取る場合もある。

特別な事情がなければ腹腔鏡手術。そして全身麻酔で一週間弱の入院。

わりと一般的な病気で、女性なら誰しもかかる可能性がある病気。

とはいえ4千人に1人くらいの確率。ホルモン分泌が盛んな20~30代の女性がなりやすい。

片方の卵巣を取ることになったとしても妊娠は可能、らしい。

一通りの入院から手術まで、3割負担で10万前後の費用。

私のタイプだと自然に腫瘍が小さくなることはないらしく、手術は避けられないみたい…

 

それならば。

年内のこれからの予定を考慮すれば、なるべく早めに手術したほうが都合がいい。

というわけで、卵巣嚢腫の診断を下されてから約一週間後に紹介状を書いてもらった大きな病院に行く事に。

 

入院手術の日程を決めるポイント

大きな総合病院で改めて診てもらったところ、卵巣嚢腫で間違いないという診断に加えて「7センチ、角度によっては8センチになっていますね」と言われて衝撃。

もとは1.5~2センチと言われる卵巣が…8センチ!

手術となると開腹ではなくて腹腔鏡手術になり、全身麻酔で左右の下っ腹とおへそで合わせて3箇所に小さな穴を開けるやり方になる。

開腹しないので術後の回復も早く、手術した翌日からもう歩けるようになる。

茎捻転や破裂の危険性を改めて先生からも説明され、「手術をおすすめします」と言われる。

私自身も、この一週間の間に色々考えて「緊急手術だけは避けたい」という気持ちと「とっとと取っ払ってスッキリしたい」という気持ちが強かったので手術する事に決めた。

その日のうちに採血をして腫瘍マーカー。それからまた別日にMRI。

そしてもう手術の予約が取れるけどいつがいい?と聞かれ、まさか初診で手術の日程まで話が進むと思っていなかったので、この日らへんが都合良いとか悪いとかを何も考えてなくて困惑。

すると先生から「卵巣嚢腫だとうちの入院期間は5泊6日で2日目に手術。勤めている方だとカレンダー上の連休と被せると有休節約できるからオススメ☆」という、とってもためになるアドバイスを頂戴した。笑

8月は既に決まっているスケジュールとの兼ね合いで無理だったので、9月のダブル3連休を活用して入院する事に。

入院は5泊6日だけど、術後一週間、欲を言えば二週間くらいは仕事を休んで欲しいと先生に言われる。

色々考慮した結果、9月15日入院で9月26日から職場復帰するスケジュールで行く事に決定。

11日間の療養生活だけど有休消費は合計5日に抑えられてラッキー!笑

 

そんなこんなでトントン拍子に入院手術の日程が決まりました。

濃ゆい一週間だったな~…

次回は入院するまでの通院内容やら色々な手続きやら買い物やらの記録です。

いったんさよなら。

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