こんにちは、当ブログ管理人の孔雀です。
前回の記事では卵巣嚢腫が見つかってから手術の日取りを決めるところまで書きました。
その記事を公開したのは昨日の事ですが、早くも複数のアクセスがあり、意外と需要あるのかも?ということで早めに次の記事を公開します。
今回は手術が決まってから入院前までに私が動いた内容の記録です。
入院するまでに通院した回数と内容
前回の記事で大きな病院に紹介状を持って受診したと書きましたが、初診から入院までの間に何度か通院して地味に出費もしたので、日にちと内容を時系列で記録します。
大きな総合病院の初診日:2022年7月29日(金)
卵巣嚢腫と確定した日。
エコー検査と入院の日取り決め。それから血液検査をして帰宅。
ちなみにこの病院では手術日が月・水・金と決まっており、それを考慮しつつ自分の都合とすり合わせる形で日取りは決めた。
二度目の受診日:8月3日(水)
この日はMRIのみ。
検査の対象が内臓だから?腸が近いから?理由は忘れたけど絶飲食という指示だった。
MRIは卵巣周辺だけなので20分くらいで終了。
だがしかし会計は7,200円…庶民にはなかなか痛い出費である。
三度目の受診日:8月9日(火)
この日は診察室にて腫瘍マーカーとMRIの結果を先生から聞いた。
腫瘍マーカーは問題なし。おそらく良性であろう。
MRIの方は、今までエコーで目の粗いぼんやりとした画像でしか嚢腫を見れなかったのが、はっきりどんな状態なのかを知ることが出来た。
びっくりするほど…まんまる…でした…(写真撮らせてもらえばよかった)
眼球が入ってるのかな?って一瞬思ったくらい、きれいな球体。笑
思わず先生に「まんまるですね…」と言ったら「ね!もっと潰れた形の人もいるんだけどね!かわいいですね☆」と言われたので、みんながみんなまん丸なわけではないらしい。
(いや「かわいい」って…ちょっと私も思ったけども…あまりにもまん丸なので)
で、MRIでの放射線科による所見でも「おそらく良性」という診断結果。
あと若干の腹水が見られるという記載があったので気になって先生に聞いてみたところ、生理周期の関係でタイミングによってはお腹に水がちょっと溜まっていることは普通によくある事らしいので気にしなくて良いと。
そして前回決めた入院手術の日程を確定とし、診察後に手術出来る状態であるかを調べるために採血、採尿、胸部レントゲン、心電図検査をした。
四度目の受診日:8月25日(木)(これが入院前最後の通院)
この日は入院&手術の詳細説明。
前回の受診の時に「ご家族の方と一緒に来てください」と先生に言われたので、家族と共に診察室へ入り、先生からどんな手術をするのか、所要時間はどれくらい、どんなリスクがあるのか、などを一通り受けた。
前回受けた各検査は一通りクリアしたようだったが「尿酸値が高いです」とだけ言われて困惑。笑
尿酸値が高いとは…初めて言われたのでそれはつまりどういう事なのかちょっとわからなかったのだけど、それ以降特に尿酸値について改めて何か言及されることもなかったので、私もあえて尿酸値については何も聞かないでおいた。多分手術には関係なさそうだった。
それから別室に移動して、今度は看護師さんから入院についての説明を受けたり、ガイドブック的なものを渡されたり、同意書やら保証書やら書類をもらうなどした。
その際に身長体重を測られ、まさかその数値を普通の声量で読み上げられるとは思っておらず、思いっきり家族に内緒にしていた体重がバレてそれ以降冷や汗が止まらなかった…ので、体重測定を強要される際は「読み上げないでくださいね」と釘を刺すのを絶対忘れないようにしましょう!!!
他には色々問診を受けた。既往歴、ちゃんと眠れているか、食事は固形か流動食か、コロナワクチン何回打ったか、など普段の生活の事をとにかくたくさん聞かれた。
中には家族の前では答えたくないと個人的に思うものもあったので、家族は同席させないで外で待っててもらえば良かったなーとちょっと後悔した。体重の件もあったしな。
病院に入ってから出るまで3時間ほどかかったので、終わった後どっと疲れが出た。
限度額適用認定証の発行手続き
入院前最後の通院で看護師さんによる入院説明を受けた際、限度額適用認定証の発行手続きをおすすめする内容の書類を一緒にもらった。
限度額適用認定証とは、今回の私のようにあらかじめ医療費が高額になる事がわかっている場合に、自分が加入している健康保険に申請する事で自己負担額を収入に応じて決められた上限額までで抑えられる、そんな制度の認定証の事。入院する時に保険証と一緒に窓口に提出して使う。
詳しくは→医療費が高額になりそうなとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)
ちなみに諸々の事情で入院までに間に合わなかった場合の申請は「高額療養費制度」という名前に変わる。これだといったんは全て自力で支払わなきゃならないけども後でちゃんと上限額超えた分は戻ってくる。
私はいつもギリギリで生活しているので入院までに限度額適用認定の申請をサクッと済ませて入院手術費用の不安からは解放された。
プリンターを持っていないので、申請書はネット上でダウンロードしたものをコンビニネットプリントを活用して入手した。
でも今思えば職場でサクッとやれたな…(やるな)
この申請書に必要事項を記入して細長い封筒に入れて郵送すればOK。
そして協会けんぽのHP上の説明にあった通り、本当にちょうど一週間後に認定証が届いた。
保険会社に連絡
医療保険に入っている方は、保険会社に連絡するのを忘れずに。
私の場合は入院の日程が確定した段階で連絡を入れたので、保険金の申請に必要な書類(=診断書)を入院前に保険会社から受け取ることが出来た。
私の場合は医師による病理診断結果の記載が必要だったので、必然的に診断書を病院側に預けるのは退院後になった。(病理診断の結果が出るのは退院後だったので)
だから保険会社への連絡はそんなに急がなくても大丈夫だったのかもしれない…が、保険会社だって余裕はあるに越したことはないだろうから、やっぱり日程が決まった時点で連絡するのがベストなんじゃないかな。
入院に必要なものの買い出し
看護師さんから渡された色々な書類の中に「入院に必要な持ち物」チェックリストがあったので、自分が入院までに揃えるべきグッズがわかりやすかった。
その中で特に「靴ベラ」が必要と言われた。
最初は「?」だったのだけど、腹腔鏡手術なので術後はあまりお腹を圧迫出来ないかもしれないから、前屈みにならなくても楽に靴が履けるように、という理由から持ち物リストに入っているようだった。
でも実際私は一度も使わなかったな。
それは私の靴はカカトが潰れておらず、ある程度足を入れたらあとはトントンするだけでスポッと足が収まるタイプのものだったからだと思う。
ちなみに入院中の靴は動きやすく脱げにくい、普段から履きなれたスニーカーのようなタイプがおすすめだと看護師さんから説明されたので言われたとおりにした。これは正解だった。
それから、水。
これは可能なら入院前に自分が必要な分を買っておいた方がいいと思う。
私が入院した病院は、食堂にウォーターサーバーがあって、無料で使い放題だった。
同じ病棟内に売店もあった。
でも、手術後は思うように体が動かせない日が続く。
水は重いし容器によっては運んでいる時にこぼれる事もある。コップとか。
そういった理由から、入院前にスーパーで500mLペットボトルの水を12本買った。
12という数字は、一日2本飲む想定で6日分という計算から。
その他、余裕をもって600mL麦茶を一日1本飲む想定で6本用意した。
スーツケース1つをほぼ占領する容積になってしまったけれど退院時には水は1本、麦茶が4本残ったので容積はだいぶ減ったし、少し多いと感じるくらいの飲み物が手元にある状態というのは体が不自由になってからは安心材料だった。水分は体の回復に大事だしね。
ちなみに病院からの持ち物リストにはなかったけどネットで検索して「あると便利!」と評判だったこちらの商品は買って正解だった。
介護用品でもあるのかな?
使い捨てのストローを普段使うのとは逆向きにセットして飲みたいペットボトルに装着して使用。
詳しくは商品リンク先を見て頂ければわかりやすいのだけど、ワンタッチで蓋を開閉できて、寝ながらでも飲めるシロモノ。
次の記事で書くけど術後は安静にしてなきゃならなくてお腹に力を入れるのも怖いのでベッドから起き上がること自体が難儀。
だから起き上がりたいなと思ったらリモコンでベッドを操作してベッドに起こしてもらうしかないのだけど、それでも普段飲み物を飲む角度まで起き上がるのは難しい。
そんな状態でもこのポケッチューを使えば、中身をこぼさずに飲み物が飲めるってわけ。
手術前に飲みたいペットボトルに装着しておけば術後体がなかなか動かせなくても片手で飲めるしね!
とはいえ術後約一日は絶飲食なんだけどね☆
飲み物が解禁になったからといってすぐに体が自由になるわけではないので、やっぱり買っといて良かった物だった。値段も安いしね!
おへその掃除
私が今回受けた手術は腹腔鏡手術。
開腹しないかわりに、おへそと左右の下腹部に小さく穴を開けてそこから摘出するという事だった。
おへそと右下腹部は5ミリ、嚢腫がある左下腹部は12ミリ切るらしい。
おへそは雑菌が多くいる部位になるので、入院の3日前くらいから毎日自分でおへそを掃除してある程度清潔にしてほしいという事が書かれた書面をもらった。
やり方としては、ベビーオイルや食用油をおへそに染み込ませ、仰向けになってそのまま5分放置し、5分経ったら綿棒などで優しく掃除する。
私ははじめは優しく掃除したものの、鏡で自分のおへその奥をよく見たらあまり掃除できてない気がしてけっこうしっかりほじくってしまい、まんまと翌日ずっとお腹痛かったので、やりすぎにはくれぐれもご注意を…
というわけで、入院前までの諸々の記録でした。
次回はいよいよ入院!!
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