卵巣嚢腫が見つかって手術した話~入院初日から手術直後まで~

こんにちは、当ブログ管理人の孔雀です。

今日は前回の記事の続きを記録していきます。

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入院1日目

11時に病院の専用受付に来るように言われていたので、その時間に合わせて出発。

病室に着いてからは各施設の利用方法やら明日に向けた準備やら色々。

あまりにやる事多かったので箇条書きで↓

・下剤飲まされる

卵巣は腸が近いので万が一傷つけてしまった時の事を考慮して…という理由で、14時くらいに下剤を飲まされる(´・ω・`)

レモン風味のスポーツドリンク風で飲みやすかった。

この時の下剤はそこまできついものではなくて、便意が来たのは消灯後だった記憶が。

下剤飲まされたけど夕飯は普通に出されたので「?????」ってなりながら食べた。

・お腹の毛を剃られる

電動カミソリ的なやつで雑に剃られた。看護師さんに。とてもくすぐったかった。

あまりに雑だったので納得がいかずシャワーのときに自分で剃りなおした。

・採血

ベッドで採られた。

・麻酔医師による説明

これは個人的にとても良かった。

私にとって、今回の手術が初めての全身麻酔。

一番気になっていたのが、「もし手術中に麻酔が切れてしまったら?!」という事。

私と同じような心配や疑問を抱く患者は多いようで、麻酔医師の説明の中でそこらへんについて詳しく教えてもらえた。

手術中、全身麻酔は麻酔医師が常に患者の体の状態をチェックしながら必要量を絶えず供給し続けるので、患者が手術の途中で目覚めてしまうようなことは起こらないんだそうだ。

その代わり、全身麻酔は供給をストップしたとたんに目覚める。痛みも復活する。

供給ストップから目覚めるまでの時間は人によるけど30分くらい。

その間に患部に局所麻酔をブスブス刺す。(ついでに尿管も挿す)

局所麻酔はON・OFFがはっきりしている全身麻酔と違い、徐々に効いてきて徐々に効果がなくなっていく。オーディオの音量調節するつまみのような感じ。

だから全身麻酔が切れる頃に局所麻酔の効果が出始めるようにタイミングを調整する。

全身麻酔と局所麻酔(伝達麻酔)を併せて使う事で苦しみを和らげる。なんて素晴らしい!

私の覚書じゃわかりにくいかもしれないが、麻酔医師による説明はとてもわかりやすかったし、何より麻酔を扱う医師から直々に教えてもらえたという事が絶対大丈夫だという安心感につながったと思う。

おかげで夜は普通に眠れた。

 

入院2日目(手術日)

6時に起こされる( ゚Д゚)

朝も昼も食べられないのでスマホで見逃し配信見まくって気を紛らわす。

ごはんの代わりに(?)浣腸を挿れられる_(:3 」∠)_

手術の3時間前からは飲み物も禁止。

午前中に担当医がきて「緊張してますよねー?^^;」と聞かれつつ点滴装着される。

私の順番は一番最後らしく、「予定時間が押す事はあるけど早まる事はないと思う」と言われる。

14時に手術室入室予定。手術室までは看護師さんと一緒に徒歩で向かう。

ちなみに家族は13時までに病院に集合。

手術終了予定は17時で、その後2時間は容態が変わりやすいので家族には病院に留まってもらう。

家族が帰宅できるのは、早くて19時という事だった。

コロナ禍なので手術前の家族に会えるタイミングは、手術室に入る直前の一瞬のみだった。

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13時頃からぼちぼち手術着に着替える。丈の短い着物のようなデザインで、下着はショーツのみ。

医療用の着圧ソックスを履いて、頭には髪の毛が出ないようにキャップをはめる。

そして担当医の予言通り、前の手術が押し押しで一時間以上遅れて15時すぎにようやく看護師さんがやってきた。

手術室に入ると、手術室看護師や主治医以外の医師などから次々と自己紹介される。

全部で3人か4人くらいいたと思うけど、全員女性だったので良かった。

自己紹介が終わったと思ったら手術台に座らされ、手術着を脱がされる。

バスタオルで体を隠しつつベッドに仰向けになり、色々と装着される。

酸素マスクを付けた後、何度か深呼吸の練習をして「では、いきます」と言われた後、一回大きく息を吸って吐いた。その時点で頭は全然眠くないのにもう目が開けていられない。

二回目の息を吸った…と思ったら、肩を叩かれた。

もう終わったらしい。私の顔を笑顔で覗き込む人と目が合った。(看護師さん?)

全身麻酔がかかっている間はかなり深い眠りになるので、時間の感覚もないのだと説明されていたけど、本当だった。一瞬で終わった。

周りがバタバタしている。眠くてだるくて目は開けていられなくて、また閉じた。

でも周りの音はよく聞こえてくる。

とはいえ意識がとぎれとぎれだから記憶もかなり曖昧。

手術が終わったら病室のベッドに移されて病室まで運ばれる。

自分が寝かせられているベッドが動いているのは振動と音でわかった。

途中、待っていた家族とすれ違う時にまた起こされて、目を合わせた。その時の私にはこれが限界。

朦朧とした意識の中で、ベッドごと私を運ぶ看護師さん達と思われる声で「いや~先生すごかった…2時間で終わらせちゃった…」といった会話が聞こえたのは覚えている。

あとから付き添いで来てくれた母に聞いたところによると、手術室入室は一時間以上遅れたのに手術終わった時間が予定終了時間と同じだった、との事だった。

先生…めっちゃ急いでくれたんですね…

私自身も朦朧としながら病室に運ばれてちょっと経った頃に18時のチャイムが聞こえてきた記憶があるので、母の証言と一致する。

体の様子としては、下腹部は生理痛のような鈍痛。

喉がとてもイガイガする。腰痛もひどい。(元々腰痛持ち)

あとは尿管が入っている独特の感覚…常におしっこしたいような感覚で不快。

看護師さんが頻繁に様子を見に来る。

そんなこんなで様々な痛みと不快感を味わっているうちに2時間経過で家族は帰宅。

血栓予防のためにフットポンプとかいう、ふくらはぎ辺りまでを一定のリズムで圧迫してくる機器を装着された状態で一晩過ごす。

これが血圧測定器みたいな感じで「プシューッ」と頻繁に言うので、4人部屋を選んでちょっと後悔した。きっと周りの人たちにとってはうるさかっただろうな…

私自身も足を揉まれっぱなしなのでこの日の晩はあまりよく寝れなかった。

ベッドが固くて腰痛がひどくなっていくのに寝返りもろくに打てず。

喉がイガイガしてしょうがないから何か飲みたいけどまだ絶飲食状態。

やっぱり手術直後は一番しんどい。

 

 

以上が入院初日から手術直後までの記録でした。

ではまた!

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