どうすれば衣類のカビを予防出来る?カビ対策をご紹介

生活雑記


こんにちは!

衣替えについてのアレコレをご紹介して来ていますが、
今回は、カビ対策について解説していきます。
カビと言えば皆さんの脳裏には、パンやミカンに発生したあの白や緑色の
ほわほわとしたカビが簡単に浮かぶのではないでしょうか。
実は、そういった目に見えるレベルのカビは相当根が深くなった状態に達したものであり、
目に見える以前のレベルでもカビは確実に存在し、根を張って着々と増殖しているのです。
カビは衣類を劣化させたり悪臭を発生させるだけでなく、
放っておけば私たちの体にも害を与えます。
健康を害する前に、しっかりと対策を取っていきましょう!

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カビが生える仕組み

カビは微生物の一種で真菌と呼ばれ、空気中に常に存在し、私たちの周りを漂っています。
空気中のカビの菌(胞子)は、空気中に漂っているうちに物質に付着し、
適当な水分や温度条件が揃うと出芽し始め、菌糸を伸ばして生育し始めます。
私たちが見ているカビは、出芽した胞子を見ていることになります。
カビの繁殖条件に必要なのは、温度・湿度・空気(酸素)・養分です。

温度

カビが発生しやすい温度は20℃~30℃で、25℃前後で特に活発になりますが
一方で30℃を越えると発生は衰え始め、36℃以上ではほぼ発生が止まります。
また、冷蔵庫に入れた食べ物にカビが生えるように、涼しい場所でもカビは生えます。

湿度

70%~90%の状態が最もカビにとっては成長しやすい環境です。

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空気

カビも生きているので、酸素が不可欠です。
酸欠になるのを防ぐため、カビは付着した物質の奥ではなく表面を覆うように広がります。

養分

有機物ならなんでもカビの餌になります。
部屋の隅に積もったホコリや人から出た皮脂、汗、垢などもカビにとってはご飯なのです。

カビ対策

とにかく除湿&風通し良く
衣類を収納する前に、クローゼットの中を十分に乾燥させておきましょう。
もし空気の循環が悪いようなら、短時間でも良いので扇風機などを利用して
空気を循環させましょう。
風の通りが悪くなったり、防虫剤の効果も薄れるので、収納物の詰め込みすぎはダメです。
湿気は空気より重く下へ向かうので、底面にスノコを敷くと空気の通り道が出来ます。
普段から、週に何度かはクローゼットの扉を開けて換気をする癖をつけましょう。
余裕があれば、クローゼットの壁をエタノールや逆性石鹸を使って除菌しましょう。
防湿剤の利用も効果的です。
どれもベタな方法が多いですが、これが確実にカビの増殖を抑えるのです。

クリーニングのビニールは外す

どんな衣類にも必ず水分が含まれています。
クリーニングし終えて戻ってきた衣類を覆うビニール袋をそのままにしておくと、
風通しが悪く湿気がこもり、カビが生えてしまいます。

カビは掃除機で吸わない

掃除機で吸ったカビは、掃除機の排気口から部屋全体にばら撒かれます。

雑巾でカビを拭かない

乾拭きも水拭きも、カビの塊を細かく砕いて部屋にばら撒き直しているようなものです。
目に見えなくなったから存在しなくなったというわけではないので、ご注意を。
消毒用アルコール逆性石鹸を使ってゴシゴシこすりましょう。

カビに殺虫剤は効かない

害虫に効くのなら、カビにも効くのでは?という考えをお持ちの方がいますが、
それは間違いです。
むしろ殺虫剤の成分がカビの餌となってしまい、カビが増殖する可能性すらあります。

まとめ

衣類に生えた多少のカビなら自力で落とす事も可能ですが、
黒い斑点状のカビにまで発展してしまうと、素人が自力で除去するのは困難で、
クリーニング屋さんに頼るしか道はありません。
そうなる前に、出来る事からしっかり予防策を取っていきましょう。
今回の記事が読んでくださった皆様の役に立つ事を願っています。

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