高い服ほど虫に食われるのはなぜ?害虫から服を守る方法をご紹介

ファッション


こんにちは!

衣替えの時期に洋服の整理をすると、昨シーズンぶりに取り出した服に
いつの間にか虫に食われた穴が!しかもお気に入りの服に限って虫に食われてる!!
・・・そんな経験はございませんか?
お気に入りの服が、たった一つの虫食い穴が開けられたことで、もう着られない・・・
こんなにショッキングな事って、ないですよね。
でも、ちゃんと収納ケースには蓋もしてあったのに、虫はどこから侵入したのでしょう?
そしてこの衣類を食べる虫は、どこからやって来るのでしょう?
今回は、謎多き衣類を食べる虫とその対策について、解説していきます。

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衣類を食べる虫は、4種類

実は衣類を食べる虫は4種類もいるのです。
それぞれヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガと言います。
ヒメカツオブシムシは鰹節を食べるからこの名前なんだそうです。
いずれの虫も人間には無害ではありますが、自分のお気に入りの服に
知らず知らずのうちに虫が這っていたと思うと、ちょっと気持ち悪いですね。

洗濯物を狙って産卵

衣類害虫が衣類を食べるのは、どれもみな幼虫の時だけです。
さなぎや成虫になると、衣類は食べなくなります。
しかし、その成虫が産卵期に入ると、洗濯して外に干している間に
衣類に卵を産み付けられてしまうのです。
卵は衣類と共に収納され、収納ケースの中で孵化し、
そのまま衣類は幼虫の餌となってしまうわけです。
というわけで、衣類害虫がさなぎから成虫になるGW明けごろまでには、
衣類のしまい洗いを済ませましょう。
また、衣類害虫の卵は熱に弱いので、
衣類を収納する前にアイロンがけをする事で卵を駆除する事が出来ます。

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高い服ほど美味しいという事実

次に、なぜ高い服ほど虫に食われてしまいやすいのかという謎についてです。
衣類の繊維の中でも、羊や蚕など動物から採れる
ウールやシルク、カシミアなどの事を動物繊維と言います。
動物繊維にはタンパク質が含まれており、それが衣類害虫にとって栄養源となるため、
高い服ほど衣類害虫に狙われやすいのです。

化学繊維でも油断は禁物

動物繊維が狙われやすいなら、化学繊維なら大丈夫?
実は、必ずしもそうとは言えないのです。
基本的には化学繊維は衣類害虫は食しません。
しかし、化学繊維でも食べこぼしのシミや汗や皮脂が付着したまま収納されると、
衣類害虫はそれを栄養源とみなして食し、化学繊維も巻き添えとなる場合があります。
やはり、収納ケースにしまう前の入念な洗濯やクリーニングが大切ですね。

天気が良い日に干す

衣類害虫は湿気を好みます。
湿度が低くて良く晴れた日に、外に出してしっかり乾かしてから収納しましょう。

防虫剤の注意点

防虫剤には大きく分けて有臭防虫剤と無臭防虫剤の2種類があります。
有臭防虫剤にも樟脳、パラジクロルベンゼン、ナフタリンなどと、
使われている薬剤に違いがあります。
この有臭防虫剤の中で異なる種類を組み合わせると
化学反応が起こり、液化してシミとなってしまうのです。
また、それぞれの薬剤によって避けた方が良い衣類がありますので
、購入の際にはそれぞれの商品の注意書きをよく読んでから買うようにしましょう。
防虫剤は、必ず衣類の一番上に置いて収納します。
これは、防虫剤の成分が空気より重いため、衣類の下に入れてしまうと
収納ケース全体に薬剤が行き渡らないからです。
ちなみに防虫剤には衣類害虫を寄せ付けないだけではなく、
衣類害虫の食欲を減退させる効果もあります。
防虫剤を置くだけで、衣類害虫にとってはこの上なく劣悪な環境になるわけですね。

どうしても虫に食われたくなければ、圧縮袋

どうしても虫に食われたくないお気に入りの一枚がある場合、
衣類用圧縮袋の使用をオススメします。
衣類一枚の大きさに合わせた圧縮袋入れて空気を抜き、
時間が経っても開かないようにしっかり封をします。

まとめ

お気に入りの服に出会える機会は、意外と少ないですよね。
そんな数少ないチャンスの中で出会えたお気に入りの服ですから、
その服に、服としての寿命が来るまでは大切に着たいものですね。
大切な服を出来るだけ長く着るための保管方法として、
今回の記事を少しでも参考にして頂けたら幸いです

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