狂犬病かもしれない犬に海外で咬まれたときの応急処置ややるべき事

生活雑記

こんにちは!

前回の記事では、海外に行く前に狂犬病の予防接種を受ける場合の
費用や有効期限などについてお話ししました。

今回は、もし海外で犬や猫などの狂犬病に感染しているかもしれない動物に
咬まれてしまった場合に、私たちに出来る応急処置方法やその後の流れについてです。

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感染したかどうかを接触方法別にチェック

まず、狂犬病は感染した動物の唾液が人間の体内に入る事によって感染します。

という事は、例えばあなたの体のどこかにまだ治癒していない傷があり、
その傷口を犬や猫などに舐められた場合にも、
狂犬病に感染する可能性があるという事なんです。

また、目などの粘膜を舐められただけでも感染のリスクが生じます。

海外では動物にむやみに接触しないのが最善の方法ですが、
予期せぬアクシデントなどで動物に接触した場合にワクチンの
曝露後接種(感染の疑いが生じた後に受けるワクチンの事)の必要が
あるかどうかを接触方法別にまとめました。

・触った、餌をあげた、生傷のない正常な皮膚の上を舐められた

曝露後接種は不要です。

・軽く齧られた、出血なしの引っ掻き傷や浅い擦りむき傷や傷のある皮膚を舐められた

傷口の手当てと曝露後接種が必要です。

・1か所以上の皮膚を貫通する咬み傷やひっかき傷や生傷のある皮膚を舐められた

傷口の手当てと曝露後接種、
そして抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン(RIG)の投与が必要です。

・粘膜(眼、口、唇、鼻)を舐められた、コウモリとの接触

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傷口の手当てと曝露後接種、
そして抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン(RIG)の投与が必要です。

狂犬病かもしれない犬に噛まれた時の応急処置法

ワクチンの曝露前接種を受けていない人が
狂犬病の疑いがある動物に咬まれて感染してしまったとしても、
発病してしまう前の潜伏期間中にワクチンの
曝露後接種(咬まれた後にワクチンを打つこと)を何度か受ければ助かります。

そのために、応急処置と病院の受診を一刻も早く行う事が大事です。

・患部を石鹸と流水で15分以上よく洗う

海外の場合では、水道水よりも飲料水で患部を洗ったほうが安全でしょう。

また、狂犬病ウイルスは弱いウイルスなので、エタノールなどの消毒液も有効です。
石鹸でしっかり洗い終わったら患部に塗りましょう。

・すぐに病院へ行く(24時間以内)

なるべく早く、病院へ行ってワクチン接種を受けてください。

更に、咬んだ動物の特定ができて一定期間の観察ができる場合、
咬まれてから2週間以上その動物に狂犬病の症状が認められない場合は、
咬まれた時に狂犬病に感染した可能性を否定できるので、
ワクチンの曝露後接種を中止できます。

旅行前に予防接種を受けていてもワクチンを打つ必要がある

実は、事前にワクチン接種を規定通り受けていたとしても、
もし狂犬病に感染した疑いが生じた場合は再びワクチンを2回接種しなければなりません。

もし事前のワクチン接種を受けないまま海外へ行き、
犬猫などに咬まれた場合は3回のワクチン接種を受けることになります。

事前に予防接種を受けても受けなくても
結局咬まれたらワクチンを打たなきゃいけないの?

それなら事前のワクチン接種なんて意味ないんじゃないの?

と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

人間の体内で狂犬病ウイルスの抗体が出来るまでに
1~2週間程度かかると言われています。

それも、ワクチンを複数回打たないとその効果が確実な状態には至りません。

動物に咬まれた後に初めてワクチン接種を受けた場合、
そこから初めて抗体づくりが始まりますので、
きちんと抗体が出来るまでの間は
狂犬病ウイルスに対して完全に無防備な状態という事なんです。

この抗体ができるまでの丸腰期間の防御を完璧にするために、
抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン(RIG)を初日に
ワクチンとは別に接種しなければならないのですが、
RIGは世界的に供給不足なのが現状です。

特に発展途上国や都市部ではない地域ではRIGを受けられない可能性が高い上、
運良く在庫があったとしても非常に高価なものになっています。

事前のワクチン接種は、体内でRIGを作り出す役割を果たしますし、
動物に咬まれた後にRIGをわざわざ投与しなくても良くなるので、
ワクチンの接種回数も減るのです。

実際に、事前のワクチン接種を受けずに動物に咬まれてから
初めてワクチン接種を始めた場合でも、狂犬病を発病するケースが起きています。

発病してしまったら致死率ほぼ100%ですので、
多少高額でも事前に予防接種は受けておいたほうが良いですね。

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