愛着あるお人形やぬいぐるみの供養を自分でする場合の供養方法

仏教

こんにちは!
 

一年の折り返し地点もとうに過ぎ、
そろそろ年末の気配が漂ってきましたね。

年末に大掃除をする方は多いと思いますが、
大掃除の際に目に留まって気になるのが、

長らく使われなくなって埃を被った状態のぬいぐるみや、お人形。
 

お寺に持ち込んで供養してもらうのが一番良いのでしょうが、
年末のバタバタしている最中に荷造りをして
お寺に車を走らせるほどの余裕はなかなかありませんよね。

それに、長い事ずっと一緒にいて生活してきた存在だから
出来る事なら最後までちゃんと自分で供養したい
という気持ちもありますよね。
 

というわけで、
今回は、自分でお人形やぬいぐるみを供養するやり方をご紹介します。

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お人形を供養する必要はあるのか?

 

そもそもお人形やぬいぐるみを供養する事って必要なの?
と疑問に思っている方もいるでしょう。

日本では昔から「万物に魂は宿る」と考えられています。
特に人や動物の形をしたものに魂は宿りやすいと言われています。
 

更に、長い間人間の傍らに置かれ、話しかけたり遊び道具にしたりと
お人形やぬいぐるみには持ち主の愛着もありますね。

特に雛人形や五月人形は、子供を守ってくれたり、
元気に育つようにと祈りがこめられているものでもあります。
 

魂がどうこうという話については、宗教的な考え方が関わってくるかも知れませんが
ずっと傍にいて私たちを見守ってくれていた存在である事に間違いはありません。
 

そんなお人形を供養するという事は、
つまり「今までありがとう」という気持ちを込めて
人形をお見送りしてあげるという事なのです。

ただ「いらなくなったから、ゴミ!」と
何の躊躇いもなく処分できる方もいるでしょうが
多少なりとも愛着があるのであれば、そして別れが惜しいと感じるのであれば
自分なりに納得のいく形でご供養される事をオススメします。

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その方が、あなたの気持ちもスッキリする事でしょう^^
そこが一番大切なのです。
 

自分でお人形を供養する方法

 

では、お人形やぬいぐるみを供養するやり方をご紹介していきます。
 

1.きれいにする

 

今までの感謝の気持ちをこめて、綺麗にしてあげましょう。
ブラシを使って髪や毛の流れを整えてあげたり、
もし洗えるような素材でしたら洗って汚れを落としましょう。
 

2.綺麗な布・和紙で包む

 

ここで使用する布や和紙は白の方が望ましいですが
用意が難しければ、こだわらなくても大丈夫です。
ただし、綺麗なものを用意しましょう。

そして感謝の気持ちを込めながら、優しくお人形やぬいぐるみを包んであげます。
 

3.塩をかけてご供養

 

自然の塩を用意します。
布や和紙で包んだその上から、塩を振り、感謝の気持ちを込めます。
塩には物を浄化する力があると言われており、お人形やぬいぐるみに塩を振る事で
簡易的ではありますがご供養になるというわけです。
 

これで人形供養は完了になります。

人形供養終了後、お人形やぬいぐるみは各市町村の区分に従って処分します。

その際、他のゴミと一緒の袋に入れてしまうと
せっかくお人形やぬいぐるみを綺麗にした意味がなくなってしまいますので
別の袋を用意しましょう。
 

最後に

 

愛着のあるお人形やぬいぐるみを自分で供養で来たら、
ある意味では一番気持ちがスッキリするのではないでしょうか。

その一方で、愛着のあるお人形やぬいぐるみを処分するのは、
人によってはとても辛い事と思います。

今回ご紹介した、自分で供養する方法をとっても、
結局は自分の手で「ゴミ」と同じ方法で業者に出さなくてはなりません。
 

もしそれが辛いようでしたら、
きちんと読経をしてお焚き上げをしてくれるお寺に
供養の依頼をするのが一番良いと思います。

相手が人間でも、そうでなくても、お別れと言うのは辛いですよね。

自分にとって一番納得のいく形での別れを選びたいですね。
 
 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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