お墓掃除に必要な道具や掃除方法、しきたりやNG行為などを解説

仏教


こんにちは!
前回の記事では、お盆の由来について解説しました。
これからお盆の時期がやってきますが、みなさんご先祖のお墓は掃除していますか?
私は先日、母とお墓掃除に行ってきたのですが、ものすごく汗をかいたものの、
綺麗になった墓石を眺めているとなんとなくご先祖様が喜んでいらっしゃるような、
そんな清々しい気持ちになれました。
もし、ご先祖様のお墓掃除をまだしたことがないという方がいましたら、
ぜひ一度お墓掃除をしてみて頂きたいと思います。
そこで今回は、お墓掃除をした事がないけど今年はやってみようかな?という方向けに
お墓掃除の方法や注意点などをまとめました。
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お墓掃除に必要な道具

・バケツ
・スポンジ
・歯ブラシ
・雑巾
・軍手
・草刈り道具(鎌など)
・ビニール袋(ゴミ入れに使用)

お墓周りのゴミ拾いや草取り

まずは、お墓の周辺から掃除していきます。
枯葉やゴミが落ちていれば拾い、草が生えていれば抜いたり鎌などで刈ったりします。
供花が古くなったり枯れたりしていれば捨てて水を取り替え、新しいお花を供えます。
線香の燃えカスや灰なども捨てて綺麗にします。
墓石の近くに墓石を覆ってしまうほど枝葉を伸ばしているような樹木がある場合は、
可能ならば剪定します。

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墓石の掃除

周辺の掃除が終わったら、次は墓石本体の掃除です。
墓石は天然石で出来ており、非常にデリケートなので洗剤は使わずに水洗いが基本です。
まずは墓石全体に水をかけ、汚れを浮かせて落ちやすくします。
その後、水を含ませたスポンジや柔らかい布で優しく擦って磨きます。
それでも落ちない頑固な汚れには、タワシを使います。
このとき、金タワシは墓石を傷つけてしまうので、いわゆる亀の子タワシを使います。
墓石に掘られている文字の部分には苔が生えやすいですが、
こういった部分は歯ブラシが小回りが利いて一番掃除がしやすいでしょう。
石が欠けないように優しく磨きます。
最後にはもう一度墓石全体に水をかけ、汚れを洗い流して雑巾で拭き上げます。
お墓掃除の過程で出たゴミは、ビニール袋などに入れて一つにまとめ、
全て持ち帰ります。

お墓でのNG行為

墓石にお酒をかける

故人がお酒が好きだったりした場合にこのような行為に及ぶ方がいますが、
墓石にお酒をかけることは墓石を早く傷めしまうため、良くないと言われています。

食べ物や飲み物を添える

ご供物は、ご先祖と分かち合っていただくためのものであり、
持ち帰って家族みんなで食べるのがご供養になります。
また、カラスやネコなど野生動物によって荒らされてしまう事が多く、
結局お墓の周りを汚してしまう行為になってしまいます。
ちなみに私は、よそ様のお墓にお供えされていたコ〇ラのマーチを
外箱ごとくわえて飛び立っていくカラスを目撃した事があります…

トゲや毒のある花をお供えする

これはあくまでしきたり程度の事ですので、例えば故人がバラの花が好きな方だった場合、
ご家族の理解が得られればバラの花をお供えしても問題はありません。
他には、雄しべの花粉が墓石を傷めるという理由でユリの花もNGとされています。

他人のお墓に手を合わせる

どんな未練を残して亡くなっていったのかわからない方のお墓で手を合わせると、
手を合わせた人に災いをもたらす場合がありますので、
むやみに手を合わせないようにしましょう。

まとめ

お墓での決まりごとは、その墓地によって違いがあるので、
ご先祖様のお墓がある墓地のルールをちゃんと把握しておきましょう。
お墓掃除は、炎天下の場合が多く、はかどってくると汗もかくので
水分補給も忘れずに行いましょうね!

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