【クラゲ系】人体に危害を及ぼす海の危険生物と応急処置法を解説


こんにちは!
そろそろレジャーを楽しむために山や川や海に行く方も増えてくる時期ですね。
自然の雄大さや美しさ、そして厳しさには
日常生活では味わえないような体験を私たちにさせてくれます。
しかし、大自然には危険生物が潜んでいる事を忘れてはいけません。
海において人体に危害を及ぼす危険生物を数回に分けてご紹介していきます。
今回は、本州近海において遭遇する可能性の高いクラゲ類の解説です。

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カツオノエボシ

分布:太平洋沿岸
普段は沖合を漂っていますが、風や潮の流れによって海岸近くまで来ることもあり、
この場合に人と接触して被害発生が増えます。
触手に猛毒を持ち、電気クラゲの別名があります。(発電はしない)
非常に長い触手を持ち、これに触れると強烈な痛みと共にミミズ腫れが生じます。
そのあとに激しい痒みが起こり、場合によっては
頭痛・嘔吐・発汗・めまい・痙攣・呼吸困難などの全身症状をおこすこともあります。
海岸に打ち上げられてカラカラに乾いた状態のカツオノエボシであっても、
触れると痛みとミミズ腫れを生じるほど毒力が強いのでご注意ください。

もし被害に遭ったら…

まずは落ち着いて岸まで戻り、患部をこすらずに海水で洗い流します。
浸透圧の関係で逆効果となるので、真水で洗い流してはいけません。
洗い流す際も素手で患部に触れるなどすると、
触手がその手にも触れて二次被害となりうるので、素手で触ってはいけません。

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シロガヤ

分布:本州北部以南、海岸の磯
波でちぎれて浮遊したものに触れて知らぬ間に被害に遭う場合もあり、注意が必要です。
一見、水草や海藻のように見えますが、クラゲの仲間です。
白く小さな樹木のような群れを作ります。
これに触ると、針の束で刺されたように激しく痛み、
そのあとに痒みを伴いながらミミズ腫れが生じます。

もし被害に遭ったら…

カツオノエボシと同様に、海水で洗い流します。
やはり素手で触ったりしないように気をつけてください。

アンドンクラゲ

分布:太平洋沿岸

3センチほどの傘を持つクラゲ。
その傘の下に約20センチほど伸びるピンク色の触手に触れると、
痛みの後にミミズ腫れと痒みを生じます。
毒力はカツオノエボシより弱いとされますが、体が透明で見つけにくいために
シロガヤ同様、海水浴客が知らぬ間に被害に遭うケースも多いです。

もし被害に遭ったら…

アンドンクラゲの場合も、海水で洗い流し、その後冷やします。

クラゲの被害を最小限にするために

クラゲ予防ローションを使う

SAFESEAという、クラゲ除けと日焼け止めのダブル効果のあるローションが
イスラエルで開発されました。
こちらのローションには、クラゲに敵ではなく仲間だと認識させる特殊成分が入っており、
うっかりクラゲに近寄ってしまっても刺されにくくなるというわけです。

肌の露出を減らす

ウエットスーツやラッシュガードなどで皮膚の露出を最小限にしましょう。

まとめ

今回は、クラゲ系生物に絞って皮膚炎をおこす海の危険生物をご紹介しました。
もしもクラゲに刺されてしまった場合は、応急処置をとってすぐに病院へ行きましょう。

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