通勤フロム山水長巻byびじゅチューン!

びじゅチューン!

こんにちは!

毎度おなじみ、びじゅチューン!を見てあれこれ考えている私です!

今回のびじゅチューン!お題は「通勤フロム山水長巻」です。

モデルとなった作品は、室町時代の画家・雪舟が描いた国宝「四季山水図(山水長巻)」。

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通勤フロム山水長巻のあらすじとモデル作品とのリンクを探していく

井上さんは、この作品を見たときに

「絵の中を歩いてみると、ながーーーいし、険しいし、

もし毎日通勤している人がいたら大変だろうな」と思ったことから

このアニメが生まれたそうです(笑)

 
今回の主役は、若い女性の会社員。

山深い自然豊かな中にある実家(山水長巻のはじめあたり)に暮らしていて、

毎朝最寄り駅(山水長巻の後半あたり)まで徒歩で通っているようです。

 
霧が立ち込める実家でいつも通り起床しますが、寝坊した様子(笑)

四季の移ろいを描いた山水長巻の冒頭は「春」から始まっているので

この実家周辺に立ち込める霧というのは、春先によく発生しているアレですね。

実際に山水長巻の冒頭も霧が立ち込める様子が描かれているので

このような歌詞になったのでしょうね^^

ちなみに今回の歌詞カード係はもちろん雪舟さん。

 
目覚めたその瞬間から、巻物の端から端までタイムトライアルがスタートします。

ヒール&事務服で崖を上るガッツを見せながらも途中、

自宅方面に向かって歩く父とすれ違うも慌てすぎてて無視!
(なぜこんなところに父がいるのだ…?夜勤帰り?)

 
やがて広い水面の景色が見えてきます。

海なのか川なのかはわかりませんが、そこで船乗りに対岸まで乗せてもらいます。

ここの部分は、山水長巻における「夏」にあたります。

渡り終えたところで

「会社の近くに引っ越そうかな…でものどかな地元を愛してる!!」と熱愛宣言。

そしてタイムトライアル再開。

近道脇道を駆使してショートカットに励みますが、

七重の塔のあたりで忘れ物に気づいて絶望します(笑)

 
どうしよう、戻るべき…?!などと右往左往していると

先ほど我が娘とすれ違ったのにフルシカトされたパパが軽トラでやってきて

忘れ物を届けてくれるというファインプレー!

軽トラというのが「のどかな地元」に、なんともふさわしい(笑)

田舎で見かける車ランキングの1位は間違いなく軽トラですからね^^

 
しかし!!

忘れ物を届けるついでに駅まで乗せてってくれるんじゃ…?!という淡い期待を

パパは華麗にあっさり裏切って帰ってしまいます。

きっとさっきフルシカトされたのを根に持っているんですね!

 
結局自力で猛ダッシュ再開。

しかし最寄り駅に着いたところで今日は午前休だったという事を思い出す主人公…

がっくり膝から崩れ落ちてアニメは終わります(笑)

 
ちなみに駅として登場している場面は山水長巻の中での「晩秋」にあたり、

木の実や米などの収穫、秋祭り、村の集落の様子などが描かれています。

その賑わいが井上さんの目には

現代の朝の通勤通学時間帯に多くの人で賑わう駅の様子に見えたのですね~^^

 

雪舟の「四季山水図(山水長巻)」についてのメモ

雪舟は元々禅僧として絵の修行を積んでいたのですが、

彼が40代の頃に中国に留学するチャンスに恵まれ、

中国に渡り水墨画を勉強しました。

 
サラッと書きましたが、江戸時代よりも昔に

水墨画の本場である中国で絵を学んだ画家はほとんどいなかったそうな。

 
山水長巻は、そんな雪舟が67歳の頃に描いた作品。

16メートルにわたって描かれているこの画巻、現在では雪舟の代表作と言われています。

16メートルとは…大変な気力と体力を要したでしょうね!

 
描かれている人物や建物は中国風ですが、

四季の移ろいゆく様子は日本の自然が表現されています。

 
山水長巻は水墨画なので白黒で描かれているものと思いきや、

木に咲く花や、人物の着物など、実は所々に藍色や朱色で色付けされているのです。

どこにどんな色が使われているのかな~と探しながら山水長巻を眺めるのも楽しいかもしれませんね!

ちなみに山水長巻は山口県にある毛利博物館にて収蔵されていますが

リンク先

にて、山水長巻の全体を見ることができます。

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