ホールケーキを長時間持ち運ぶ時の保冷剤の種類や効果的な使い方

料理


こんにちは!

お店でケーキを買うと、紙製の箱の中に持ち歩き時間に応じて保冷剤を入れてくれたり
量や持ち歩き時間によっては保冷バッグをおすすめされることもありますね。

では、お家で自作したケーキをプレゼントや持ち寄りパーティで持ち運ぶ必要が生じた時、
どのように保冷剤を使えばケーキを効果的に保冷させられるのでしょうか?

今回は、ケーキを保冷するのに適した保冷剤の選び方や
保冷効果を長持ちさせる方法などをご紹介していきます!

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ドライアイスなのか保冷剤なのか

何かを保冷したいと考えた時に真っ先に思い浮かべるのが、
ドライアイスか保冷剤だと思います。
では、ケーキを保冷する場合はどちらを選べば良いのでしょうか?
まず、ドライアイスと保冷剤それぞれの違いからご説明します。

・保冷剤

吸収性ポリマーに水を加えてゲル化させたものです。
吸収性ポリマーとは、高吸水性高分子とか高吸水性樹脂とか、色々呼び名はあるのですが
要するに水分をめっちゃよく吸収する物質という事。
わざわざそうなるようにに人工的に作られた製品なのです。
その特性から、紙おむつや生理用品などに使われています。意外と身近。

・ドライアイス

二酸化炭素が固体化した物です。
二酸化炭素はマイナス78℃以下で固体化し、マイナス78℃より温かくなると気化します。
気化とは、「蒸発してなくなる」という事です。

さて、二酸化炭素は、またの名を「炭酸ガス」とも呼ばれます。
炭酸ガス…そう、炭酸ジュースに含まれている、アレです。
暑い夏の日に飲む炭酸ジュースは、美味しいですよね~「シュワシュワシュワ~」っていう感覚が爽やかで…

実は、ケーキと一緒にドライアイスを入れると
この「シュワシュワ」が、なんと!!ケーキに移ってしまうんです(゜д゜)<あらやだ!
しかも、肝心のケーキの味も酸っぱくなってしまうというオマケつき…ケーキ買う意味ないやないかーーーい

ケーキに限らず、食べ物や飲み物と一緒にドライアイスを入れると
炭酸ガスがその飲食物の表面に吸収されてしまい、シュワシュワしたり酸っぱくなったりするのですが
特に乳製品はこの炭酸ガスの吸収率が良好なんだそうです…オーマイガー
だから乳製品を使ったケーキは特に向いてないという事ですね。。。
もし「シュワシュワしたケーキも食べてみたい!」という、好奇心旺盛な方向けに忠告しますと
ドライアイスは食用を想定して製造されているわけではなく、衛生面は何一つ保証されていないので
とりあえず、やめとけ。以上。

ついでに言えば、常温では気体として存在している二酸化炭素を
すさまじい勢いで冷やして無理やり固体化させているのがドライアイスなのでそのパワーは凄まじく
間違って触ると凍傷になっちゃうし、喚起してない部屋で気化させると二酸化炭素中毒になりかねないし
気化する時に固体時より750倍にも膨張するから密閉した容器に入れたまま放置すると爆発するし…
(だから箱の中とかクーラーボックスとかダメ、ゼッタイ。)
色んな意味で危険すぎるんです、ドライアイス。

というわけで、長くなりましたが
ケーキの保冷はドライアイスNGです。
保冷剤を使いましょう。

持ち運び時間が2時間以内の場合

お店でケーキを買う時に持ち歩き時間を聞かれて3時間とか4時間と答えると
「保冷剤の効果が大体2時間程度で切れてしまうのでお早めに…」といった説明を受けますが
ケーキ屋さんが箱に入れてくれる、あの小さな保冷剤はおよそ2時間程度で溶けてしまうという事ですね。

保冷剤も、形や大きさは様々なものがあります。
ホームセンターなどで手に入る、ケーキ屋さんのよりも大きな保冷剤を使えば
保冷剤が溶ける時間をもっと遅くすることが出来る=ケーキの保冷時間を延ばせます。
ただ、大きな保冷剤はその分完全に冷凍されるまでにも時間がかかるので
大きな保冷剤は余裕を持って冷凍庫にinしておきましょう。

保冷剤をつける場所ですが、出来れば箱の中がおススメです。
でも、箱の中と外でそこまでの差はないので、大きな保冷剤を使う場合は箱の外でも大丈夫。
箱の側面に保冷剤をつけるのも良いですが
ホームセンターなどでは薄くて平らなシート状の保冷剤も売られていますので
もしそういう形のものが手に入れば、側面に加えてケーキの下にも敷くと、より保冷効果が高まります◎

発泡スチロールで出来た保冷バッグやクーラーボックスなどを使うのも手ですが
女性がケーキを入れて電車やバスで移動する事を想定すると、かさばるし重いしゴツくてカッコ悪いしで出来れば避けたい手段ですよね。
近頃はこんなかわいいクーラーボックスもあるものの…

第一、そんな本格的な保冷グッズなんて持ってないよ…という方でも、
夏場のお買い物などで活躍する保冷バッグならお持ちなのではないでしょうか?
バッグの内側に保冷効果のある材質が使われていて、
外側は可愛い柄の布で出来た比較的軽い保冷バッグなら
電車やバスの移動もそこまで苦痛ではないでしょう。
こういった保冷バッグを二重にして使いましょう。
そして外側になった保冷バッグと内側になった保冷バッグの間には
小さめの保冷剤を詰めましょう。
こうする事で保冷効果がより高まります。

持ち運び時間が2時間以上の場合

今度は、持ち運び時間が2時間を超える場合の対処法ですが、
保冷剤だけでなく、ケーキ自体を冷凍する事をオススメします!

実は、ケーキって冷凍OKなんです。
クリスマスシーズンには有名どころからマイナーどころまで
全国的に様々なケーキ屋さんや某パン屋さんやコンビニ各社が
クリスマスケーキを売りまくっていますが
ああいったプロの方々はクリスマスのとっても短い間(大体12月23~25日?)に向けて、
おびただしい量のクリスマスケーキを毎日コツコツ量産しては専用の冷凍庫で冷凍して、
時が来るまで保存しておくんです。
そうでもしなきゃ、需要に供給がとてもとても追いつきましぇん。

ただ、私たち素人はたいていの場合、
ホールケーキを急速冷凍出来るようなプロ仕様の冷凍庫は持っていませんので
もしケーキを冷凍して持ち運ぶ手段を選ぶ場合は、
ホールケーキはカットしてから冷凍しましょう。
一つ一つを小さくして表面積を増やす事で素早く冷凍させるためです。
このとき、フルーツが乗っている場合は取り除いてから冷凍しましょう。
フルーツは冷凍すると細胞壁が破壊され、解凍の際に水分が多く出て来てしまいます。

また、冷凍したケーキを解凍する時には常温ではなく、冷蔵庫で解凍しましょう。
常温の方が早く解凍出来るじゃないか!!!という気持ちはわかりますが、
常温で解凍するとべっちゃべちゃになって全く美味しくなくなるので、
ここは強く主張したい。解凍は、冷蔵庫で!
6時間前後(大きさによる)かけてじっくり解凍しましょう!!

ちなみにケーキを持ち運んでいる間に解凍も進めて、
目的地に着くころにちょうど解凍が終わってたら最高だな♪
という場合は、前述のように

≪箱に保冷剤+二重保冷バッグ≫

の中に冷凍したケーキを入れれば
冷蔵庫で解凍しているのと同じような環境を作れます。

補足

保冷剤や保冷バッグに気を遣うのも良いですが
ケーキを持って移動する際の直射日光や暖房の吹き出し口などにも気をつけてくださいね。

使用する保冷剤の量は多いに越したことはありませんが
あまりにも詰めすぎると、今度は重すぎて移動が大変になりますので
自分の腕力や体力、そして移動手段や移動時間を考慮して最適な量にしてくださいね。

ケーキを持ち運ぶ際の容れ物に困った場合は↓の記事も参考にしてみてくださいね^^

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