カブトムシってどんな特徴と構造を持ってどんな生涯送るかご存知ですか?


こんにちは!
夏になると、ホームセンターのペットコーナーなどで見かけるようになる、カブトムシ。
夏を代表する昆虫ですね。
しかし、カブトムシにはどのような特徴があって、
どのように一生を送るのかを知っている人は、意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、そんな意外と生態が知られていないカブトムシの特徴や体の構造、
そしてカブトムシの一生を解説していきます。
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カブトムシの基本的な特徴と体の構造

分類:甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科真性カブトムシ属…つまり、コガネムシの仲間
エサ(成虫):クヌギやコナラなどの樹液や熟した果実の汁
エサ(幼虫):堆肥、腐葉土
体長:32~53ミリ(オスの角除く)
分布:本州、四国、九州、奄美大島、沖縄諸島
活動:夜行性(暑さが苦手)
天敵:カラス

体の構造(成虫)
体は全体的に硬い外骨格で覆われています。
羽:固い2枚の前羽の下に薄くて大きな後ろ羽が2枚
胸:固く、角が付いている
頭:小さいが目、口、触角など音やニオイを感じる器官が集まっている大事な場所
目:複眼で、夜はよく見えるが昼はあまり見えない
足:トゲがたくさん生えていて、一度しがみつくとなかなか取れない
爪:先が3つに分かれていて、真ん中の爪で触れている事を感じる
口:ブラシのようなふさふさの毛で樹液を吸い取る
  牙は小さく、ものは噛めない
触角:小さな穴がたくさん開いていて匂いを感じられ、音や空気の動きも分かる
腹:横に呼吸をするための穴=気門が左右6個ずつある。

カブトムシの産卵~蛹まで

メスが腐葉土の中に産み落とした卵は、真っ白い楕円形で大きさは3ミリくらい。
これがだんだんと真ん丸になり、孵化が近づくと薄茶色く一回り大きくなります。
産卵後、約2週間で孵化します。
生まれたばかりの幼虫を1齢幼虫と呼びます。
このときの大きさは5ミリ前後ですが、脱皮直前には10~20ミリ前後になります。
周囲の腐葉土を食べて成長していきます。
孵化から10日ほど経った頃に初めて脱皮をします。
脱皮が終わると、2齢幼虫と呼ばれます。
次の脱皮までに40ミリ前後まで成長します。
20日ほど経つ頃、生まれてから2度目の脱皮をします。
脱皮が終わると、3齢幼虫=終齢幼虫と呼ばれます。
ここから蛹になるまでの期間は長く、
体も体長100ミリ、50グラム前後にまで成長する個体も。

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3齢幼虫の状態で越冬し、6月頃になると腐葉土を食べるのをやめて土の深いところに
自分の体で周りの土を広げながら押し固めて卵型の部屋を作ります。
これを蛹室(ようしつ)と言い、ここで前蛹(サナギの前段階の状態)になります。
前蛹から1週間ほどで体が縮み、黄色みが強くなり、サナギになります。
ここで一度脱皮をしますが、この頃、角は提灯のように折り畳まれていて、
外観からはほとんど角には見えません。
ここから少しずつ角が伸びていき、10日間ほどかけて立派な角が完成し
、オレンジ色のサナギになります。
サナギの体の中では成虫の体が作られていきます。
角、羽、筋肉、そして食べ物が変わるので内臓さえも作り替えられます。
20ほど経つと皮が薄くなり、最後の脱皮=羽化をします。

カブトムシの羽化~死まで

羽化直後は前羽は真っ白ですが、1日かけて黒く固くなっていきます。
体が完全に硬くなるまで1週間くらい蛹室の中で過ごし、それから地上へ這い出ていきます。
地上に出たカブトムシは、樹液に向かって飛び立ちます。
樹液が出る木はそれほど多くはありません。
樹液を舐める昆虫はカブトムシ以外にもいますが、
その中でもカブトムシが圧倒的に最強で、スズメバチでさえカブトムシにはかないません。
しかしカブトムシのオスとメスの出会いの場は樹液のある場所なので、
しばしばそこではオス同士の喧嘩が勃発します。
角を使って相手を引っくり返したり蹴散らしたりして勝利を勝ち取ったオスだけが、
樹液を舐めに来たメスに求愛する事を許されます。
オスはメスを見つけると前羽とお腹を擦り合わせて
キュッキュッと音を出しながら近づいていきます。
このときメスが逃げなければ交尾に至ります。
交尾を終えたメスは産卵場所を探します。
幼虫の餌である腐葉土がたくさんあるところに潜って産卵します。
一つ一つ丁寧に生んでいき、卵1個の周りには生まれてくる幼虫のために
メスがわざわざ程良い空間を空けておきます。
卵の数は20~40個、多い時は100個産むこともあります。
交尾を終えたオスと産卵を終えたメスはそれぞれ間もなくその生涯を終えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
意外と知らなかった事もあったのではないでしょうか^^
夏に成虫になるのに夏の暑さが苦手というのは意外な弱点だなと個人的には思いました^^;
カブトムシを見かけたら、ひと夏で終わるその命を必死に生きているのだな~と、
思いを巡らせてみるといいかもしれませんね。

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