アシダカグモを救うために手に乗ってもらった話と、雄雌の見分け方の話。

 

こんにちは。

アシダカグモとのエピソードを何記事か投稿しておりますが、意外と色んな人が読みに来てくださっているみたいで嬉しいです^^

 

今年はどうやらアシダカグモの数が多いようですね。

我が家も今シーズンは早くから家の中のあちこちでアシダカグモの姿を目撃するようになりました。

今年は中くらいのアシダカグモが多い気がしています。

 

今日は、入浴中に現れたアシダカグモと私が初めて触れ合った話をしたいと思います。笑

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あかすりタオルに隠れていた軍曹ちゃん

現在私は一人暮らしをしていて、アシダカグモが出るのは実家のほうになります。

なのでアシダカグモとのエピソードは全て実家にいた頃、または実家の親から聞いた話、あるいは私が実家に帰省した時の話になります。

 

実家は日中、換気と湿気を逃がすためにお風呂の窓を開けています。

網戸でいいんじゃないかなと思うのですが、なぜか網戸も開けています。笑

多分そこからアシダカグモが家に進入しているんだと思います。

お風呂場でのアシダカ遭遇率はものすごく高いので。

 

私が実家に帰省してお風呂に入っていた時のこと。

体を洗おうと、浴室内の手すりにぶら下げてあったあかすりタオルを手に取り、シュッと引き抜きました。

 

すると、引き抜いた勢いでタオルの中から何かが飛んできて、私の脚に着地しました。

言うまでもなくアシダカグモでした。笑

中くらいのアシダカグモでした。

 

最初よそ見をしながらタオルを引き抜いたのでアシダカグモに気づいていなかったのですが、さわさわ…という感触にびっくりして「ふぁっ?!」と脚を見たらアシダカグモがいた次第です。

多分、「ふぁっ?!」と叫んだときに同時に手でアシダカグモを払っていた気がします。

アシダカグモは私の脚から床に飛ばされ(ごめん)、無事着地。

ぱっと見では元気そうです。ちょっと動揺してるっぽかったけど。

 

でもそのまま床にいられては、これから石鹸で体を洗ったりお湯を流したりするのでアシダカグモにとっては危険な事態になります。

 

手に乗せて安全な場所に移動させるか…

ネット上でアシダカグモを手懐けて手に乗せたりしている人を見たことがありましたが、私はそこまでの事はまだしたことがありませんでした。

びっくりして人の手に噛みついた事例もあるみたいだし…

ちなみにアシダカグモに噛まれても人間に効く毒を彼らは持っていないらしいので、痛いだけみたいです。

それでも痛いのはやだし、どこをほっつき歩いてきたんだか、そして何を捕食した牙なんだかわからないクモに噛まれたら、アシダカグモ自身に毒はなくても…変な菌とかウイルスとかに感染するかもしれないじゃないですか。

 

そんな理由で今まで私はアシダカグモと接触しようとはあまり思わなかったのですが、今回はそうも言ってられない状況。

(でも今思えば、その手に持っていたあかすりタオルに乗ってもらえば良かったんじゃないかと思わないでもないwww)

 

ひとまず…

床に落とされ、どうすっぺ?!とオロオロするアシダカグモの目の前に、スッと手を差し出してみた。

 

アシダカグモ、拒絶。

逃げられて反対方向に行かれちゃいました。

まぁ当然か。

初対面の他の生物の体に乗っかろうなんて私でも思わないわ。

 

とはいえ、彼女(背中に黒い目の模様がなかったのでメスと判断)にこのまま床をウロウロされては危険がいっぱいです。

何度か彼女の目の前に手を差し出してみたものの、結果は同じ。。。

 

でも何度か繰り返すうちに、手を踏んづけてそのまま通過する(しかもアシダカグモなので一連の動作がとても素早い)という事はしてくれるようにはなりました。笑

一瞬だけど乗ってくれるようにはなったので、もしかしたらイケるかも…?

 

となってきたところで、私があまりにしつこかったのか、座イスの下に潜り込んでしまいました。

そこならとりあえずお湯や泡がかかる心配はないか。

というわけで、ササっと体を洗い、再び彼女の所在を確かめると、いつの間にか座イスの下から出てきていて、床の隅の方をゆっくり歩いていました。

 

動きが鈍くなっているのがちょっと気になったものの、そこにいられてはやはり危険なので、再度手に乗ってもらうよう試みます。

そっと手を差し出してみる…と、彼女は動きを一瞬止め、その後そっと手に乗ってきてくれました。

全部で8本ある脚のうちの4本くらいが手に乗ったところで私が手をゆっくり持ち上げると、彼女は逃げるでもなく全部の脚で私の手に捕まってきてくれました。

 

よっしゃ!!!

そのまま反対の手でドアを開け、彼女が腕を伝って登ってこられては困るので急いでふかふかの足ふきマットの上にひょいっと彼女を放り出し、こちらに向かってこないようにすぐさまドアを閉めました。

 

お風呂から上がってから彼女の姿を改めて探してみると、脱衣所の壁にちゃんといました。

無事そうで良かった。

 

 

アシダカグモに触られるってどんな感じ?

 

昆虫の脚って、なんか痛そうじゃないですか。

てか実際確か痛かったですよね?特にカブトムシとか。

 

アシダカグモも、なんかチクチクするのかなーって思っていたんですよね。

大柄のアシダカグモが走るとガサガサ音がするし、壁から落ちるとボトッて音がするし。。。

 

でも実際は全然違いました。

とーっても、ソフトタッチでした。

さわ・・・さわ・・・って感じ。ってわかりにくいか。

 

なんかねぇ、柔らかくて、優しい感じでした。(ますますわかりにくい)

 

チクチクなんて全然しない。

慣れたらちょっとやみつきになっちゃいそうな感じさえする。

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家にアシダカグモがいる人はぜひ試してみて欲しいです。笑

 

 

補足:アシダカグモの雌雄の見分け方

 

アシダカグモと長年一緒に暮らしていると、アシダカグモにも二種類いる事がなんとなくわかってきました。

 

背中に気持ち悪さを助長させるような黒い二つの模様がある個体と、ない個体。

 

最初は「なんか模様があるのとないのがいるなぁ」くらいにしか考えていなかったのですが、どうやらこれがアシダカグモの雄雌を見分けるポイントみたいなんですね。

 

背中に二つの黒い丸の模様があるほうがオス。ないとメス。みたいです。

 

写真で実際に見てみましょう。(苦手な人は注意してね!)

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これがオス。

背中に黒い模様がありますね。

「エイリアンの目」と呼んでいる人がいて、上手いこと言うなぁと思ったり。笑

もうちょっとおしゃれなものに例えるなら…ティアドロップ?

 

 

これがメス。

卵嚢を抱えているのでわかりやすいですね。

確かにメスは背中に黒い模様がありませんね。

 

でも家の中で遭遇するアシダカグモに限って言えば圧倒的にメスが多い気がしますね。

ティアドロップはそんなに見かけない。

 

更にどうやらアシダカグモによく似た見た目のコアシダカグモなる種類もあるらしい。

アシダカとコアシダカの見分け方は、上あごの根元に黄色い線があるかないか。

あればアシダカ、なければコアシダカということらしい。

私はただの素人なので今までアシダカもコアシダカも十把一絡げにしていたかもしれない。。。

今度からはちゃんと上あごの根元を見て判別していこうと思う。

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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