こんにちは！
先日、ずっと勇気が出なくて迷っていた「親不知の抜歯」をついに決行したので
記念に抜歯の時の様子からその後の経過までを記録として残すことにしました。
今回抜いたのは、右上の親不知。
順調に真っすぐ生えた歯だったのですが、
一番奥にあるためになかなか歯ブラシが行き届かず、
その親不知の周りの歯茎だけが腫れてズキズキ痛む事が頻繁にありました。
一ヶ月に一度くらいは腫れて、しかも一度腫れるとその痛みが一週間続く。
実にひと月の1/4は歯茎の痛みに耐えていたことになります。
ある時、ついに我慢の限界が来て、抜歯を決意しました。
親不知の様子を診察した歯医者の先生からは
「抜歯にかかる時間は１分もかからないから安心して☆」と軽いノリで言われ、
抜歯初体験な私は「そんなお手軽なものなのか…」と驚いたのを覚えています＾＾；
その一週間後に抜歯となりました。
当日（4月20日）
診察台に案内され、ほどなくして先生登場。
私、よっぽど不安そうな顔をしていたのか、
はたまたこの先生が若干の抜歯マニアな変態だからなのかはわからないけれど
「抜くのは前歯だっけ？＾＾」などと軽い冗談を何度か投げてくれて若干気が緩む。
せんせー、ありがとう。
で、早速麻酔。
でもこの歯医者は無痛治療がモットーなので
麻酔の麻酔みたいな事をしてくれる。
「表面麻酔」って言ってた気がするんだけど
注射針を刺す場所の歯茎の表面に麻酔をぬりぬりしてくれて
注射針が刺さっても痛みをほぼ感じないで済む。
私の場合は抜歯予定の歯にまだ肉がちょこっと乗っかっている、つまり
まだ完全に生えきってはいない歯を抜くという事なので
「ちょっと広めに麻酔しますねー」と言われつつチューっと３、４ヶ所に麻酔を刺される。
無痛治療とはいえ、内側の歯茎は若干痛かったけど
口内の痛みに弱い私でも耐えられるレベルのものだったのでクリア。
そして１５～２０分程度放置される。
その間、どんどん麻酔が効いてきて感覚が無くなっていったけど
麻酔刺された周辺が熱くなってきたのはわかった。
舌にもよく効いて、へたしたら歯茎よりもビリビリしてきた。
その後、ようやく抜歯開始。
といっても、「じゃあ抜きまーす」と言われて３０秒後には抜かれたっぽい。
（麻酔されてたし治療中は顔にタオル被せる歯医者なので状況が全くわからず）
ペンチみたいなのが口に入ってくるのはわかったんだけど
そしてペンチで親不知をキャッチしてグリグリと左右に動かした際
「ミシッミシッ」という音が骨伝導で耳にまで伝わってくる。
「うっわ、本当にミシミシ音してるわ」と思った次の瞬間、
ガツン！という衝撃とともに下の歯に軽く衝撃。
どうやら親不知が抜けた拍子にペンチごと下の歯に当たった様子。
まぁ下の歯はそれくらいの事ではへこたれないので問題ない。
抜歯後、何か処理を施され、プシューッとうるさいあの白いチューブで
何度か口の中を吸われ、終了。
ガーゼのような脱脂綿のようなものを患部に軽く噛まされる。
その後歯科衛生士さんより注意事項を教わる。
・酒禁止
・食事はOK（ただし麻酔が切れてから）
・お風呂も禁止
・シャワーはOK
・運動も禁止
あとは、出血について。
少量の出血程度ならあまり気にせず、唾を吐いたりうがいしたりすると
逆に治りが遅くなるので止めた方が良い。
もし気になるようだったら、今しているように脱脂綿やティッシュを丸めて
軽く噛んで血を吸わせる形で対処する。
現在、親不知を抜いた後は当然穴が開いていて、その穴の中に
染み出てくる血を吸う事で回復を早めてくれるもの（名前は不明）が詰めてあり
それが数日経つとだんだん出っ張ってくるそうな。
それが取れても大して問題はないとの事。
抗生物質と痛み止めを処方されて、本日のお会計は￥1,770でした。
病院を出る頃に痛み止めを飲み（そう勧められた）、病院をあとに。
麻酔がガンガン効いていて、舌全体と抜歯周辺はもう盛大にビリビリしていたので
患部を舌先でつっついて状況確認、みたいな事は出来ませんでした。
ビリビリした舌では何の状況も確認できない。
麻酔が少しずつ切れてきたかな？と感じたのは、２３時ごろ。
（麻酔をかけたのは２０時少し前）
それでもやっぱり舌先で触るとバイ菌入るかなと心配になり
なるべく触らないようにして就寝。
ちなみに早速禁忌を破って５分ほど湯船に浸かったのですが
そのせいかお風呂上りは若干出血が増したように思いました。
寝る時まで血の臭いが口の中に充満していました。
その後の経過
翌日（4月21日）
朝。痛みなども特になく目覚める。
でもなんとなく抜歯した部分だけ違和感がある。
朝食を食べた時、噛んだら初めて痛みを感じた。
歯はもうないのに、なんで噛むと抜いたあたりが痛むんだ？と不思議だったけど
どうやら抜いた周辺の歯茎は少しだけ腫れているようで、
その炎症が患部のとなりの歯に響いちゃっているのかも、と推測。
噛むと痛むとはいえ、何度か噛み続けるうちにその痛みもあまり感じなくなったが。
念のために食後に痛み止めを飲んだ。
夕飯前ごろ、なんとなく抜いた部分が鈍痛。
今まで痛み止めによって痛みが緩和されていたようだ。
鈍痛はどちらかというと患部よりも患部周辺、
特に右（抜いた方）頬骨のあたりに響くような痛み方だった。
痛み止めを飲むほど痛いわけでもなかったけれど、せっかく処方されたし飲むことにした。
痛み止めを飲んでしばらくしたら痛まなくなった。
いつも通りの食事を摂ったけれど、右側では噛まないようにしていたせいか
多分今日は一度も出血していないと思う。
翌々日（4月22日）
朝。昨日と同じような目覚め。
違和感はなかった。
今日は食事も様子を見つつ右側でもそっと噛んだりしてみた。
カレーは問題なかったけど、
お昼にデニッシュパンやらフランスパンやら貪り食ったら…出血した（笑）
硬くてトゲトゲした食べ物はやっぱり注意が必要のようです＾＾；
でもこの時の出血も、おそらく10分くらいで止まっていた。
そして今日、初めて舌先で患部を舐めてチェックしてみた。
患部から何かとても軟らかいゼリーのようなものが出ているというか覆われているというか
そしてその中心に穴が開いている感じ。
なんかちょっとだけしょっぱいような味がする。
そして今日も強く噛みしめると手前の歯が痛む。
でも今日は夜になっても頬骨痛くならない（違和感はあるが）。
3日後（4月23日）
朝。問題ない目覚め。
でも噛むとやっぱり痛む。
噛まなければそんなに痛くないので、もう痛み止めは飲まない。
でもこの痛みはそういえば歯列矯正の痛みと似ていると気付いた。
歯列矯正やった事ある方はわかるかと思うが、
歯をワイヤーで引っ張られて少しずつ歯を移動させていく時のあの痛みに似ている。
もしかしてこの痛みは、一番奥の歯がなくなった事で歯茎の面積に余裕が出来て
近隣の歯が少し動いている事を意味するのではないか？
4日後（4月24日）
とにかく一日中かゆい！！！
なんか知らないけどひたすらかゆい！！！
永久歯が生えてくるときもこんな感じでかゆかったっけ…？
かゆくてしょうがないので食べ物が口に入っていない時でも
無意識に強く噛みしめてしまったりしていた。
強く噛みしめてもかゆみは変わらないのですがね…
5日後（4月25日）
寝て起きたら不思議なくらいかゆみが引いていた。
昨日のアレは一体なんだったの…
昨日あたりから抜歯した右側で食べ物を噛み砕く事に抵抗がなくなり始めたので
もうわりと普通に両側で噛んで食べた。
そしたら抜歯して出来た穴に米粒などがすっぽり入るようになってしまった。
食後に歯を磨いてしばらく経ってから
不意にぽろっと穴からこぼれ出てきたりするので若干気分が悪い。
6日後（4月26日）
もはや痛みはほとんど消滅。
ものを噛むときでも
大胆にも舌先で穴の辺りをまさぐれるようになった。
というのも、食後は高確率で食べ物が穴の中に入っていて
舌先で穴の周辺をまさぐらないと
とんでもない時にポロっとそれが穴から落っこちてくる。（穴は右上にある）
―――この日辺りから状態が落ち着いてきたので割愛―――
そして現在（7月1日）
痛みも違和感も完全にありません。
もう食べかすが穴にハマってしまうような事もなくなりました。
穴の方は、だいぶ塞がってきたような気はしていますが
舌でぐりぐりしてみた感覚としては、まだ少し穴の部分だけ凹んでいる気はします。
抜歯前、この親不知の周辺は上手く歯磨きできなくて
しょっちゅう歯茎が腫れあがっていました。
そのたびに一週間くらい腫れと痛みに耐え続けていたのですが、
もうその必要がなくなったので、気持ち的にスッキリしています。
一番奥の歯がなくなったので、歯磨きもその分楽になりました。
抜歯をする事は、人によってはなかなか勇気がいるかもしれませんが、
私のこの体験談が、親不知の抜歯をためらっている方の背中を
少しでも押してあげられたら嬉しく思います。
長くなってしまいましたが…最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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